コラム

今月のコラム

2021年 9月号

歯科医院経営を考える(527)
~イベルメクチンとWHOの闇~

デンタル・マネジメント
コンサルティング


稲岡 勲

 ある先生からコロナウイルスに効果があるという「イベルメクチン」という薬を教えて頂いた。ただ市販されておらず、インターネットでの購入申し込みで、注文が殺到し入荷は何時になるか分からないという返事であった。調べてみたらノーベル医学生理学賞を受賞された北里大学医学博士の大村智先生によって開発された日本製の寄生虫病薬であった。しかもイベルメクチンはもう30年以上も前に作られており、毎年約3億人が服用していて大きな副作用もなくイベルメクチンは安心だという評価を得ているという。しかもこのイベルメクチンはコロナウイルスにも効果があるとして世界中で大きく注目されているという。国際ジャーナリストの堤未果氏が指摘しているが、2020年12月8日、アメリカの上院国土安全保障委員会においてFLCCC(FrontLineCOVID-19 Critical Care Alliance)のピエール・コリー会長(前ウィスコンシン大学医学部准教授)は、「精査された臨床試験の結果を根拠にイベルメクチンはCOVID-19の重症を防ぎ死亡率を低下させる」と指摘しているという。その他にも27ヶ国86の地域で臨床試験が実施されており、初期症状では71%、後期治療でも50%、予防的には91%の効果があると報告されており、価格も650円と、コロナワクチンの4,140円(2回分)に比べて極めて安い。イギリスの医学統計の専門家であるテレサ・オーリエ博士は、WHOに対して、世界こ向けて「イベルメクチンは、COVID-19の治療・予防に効果がある」と勧告するよう要請したが、WHOは「有効である根拠が不明確なので使うべきではない」と断言したという。日本で開発されたイベルメクチンが日本政府やマスコミで何故取り上げられないのか?WHOを見る時は二つの視点から考えるべきだと堤氏はいう。億万長者といわれるビル・ゲイツが立ち上げた「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」がWH0に寄付した額は600億円だという。また「SAGE」という予防接種に関する戦略諮問委員会があり、ここでコロナパンデミック宣言もなされているというが、この会議のメンバーは上記のビル・ゲイツ財団の関係者やグラクソ・スミスクラインやノバルティス等の巨大製薬会社の関係者だという。つまり巨大企業がすべてを牛耳る世界になっているということである。

 

(つづく)

 

〔タマヰニュース2021年 9月号より転載〕