コラム

今月のコラム

2022年12月号

歯科医院経営を考える(540)
~プランデミック~

デンタル・マネジメント
コンサルティング


稲岡 勲

 アメリカ国内の石油精製の90%を占有していると言われている超巨大財閥のロックフェラー財団が2010年5月に発表した同財団の報告書でパンデミックの予言をしているという。その報告書にはパンデミックにより、世界の人口の20%が感染し、7ケ月で800万人の死者がでること、人と物の国際的な移動や観光に大きな問題が出ること、政府の統制と監視体制が強化され、国民はより高い安全性と引き換えに国民の主権とプライバシーの一部を政府に自ら譲るという選択をせざるを得ないと予言しているという。現実の世界的なコロナ騒動を予言しているような記事である。今アメリカでは「プランデミック」という言葉が一部の人の間で使われているという。直訳すれば「計画的パンデミック」となる。つまりコロナは計画的に作られたウイルスではないかという疑惑を含んだ言葉であり、アメリカでは3割ほどの人がそう信じているというから、真実とすれば恐ろしいことだ。また一方アメリカ国立衛生研究所のDrアンソニー・スティーブン・ファウチ氏は医師で免疫学者であり、アメリカ国立アレルギー感染症研究所の第5代の所長を務めエイズ、インフルエンザ、コロナ等の研究を続けている学者である。2015年ファウチ所長が機能獲得実験(人工パンデミック研究)を中国の武漢研究所に発注し約4億円の補助金を提供したと言われている。ただ2020年4月24日トランプ大統領が記者会見で、ファウチ所長が中国の武漢研究所に委託した新型コロナのパンデミック研究を中止するよう指示したと言明しているが、実際に今回のコロナウイルスの発生元は中国武漢の医療研究所ではないかとの疑惑が出ていることは周知の事実である。こうしたグローバリズムの動向に危機感を覚える人も出てきている。故ケネディ元大統領の甥、ロバートF・ケネディ・ジュニアが書いた「TheREALAnthonyFauci」という本が、11月9日にアメリカで出版されたそうだが、発売後間もないというのにアメリカ・アマゾンの全書籍販売で連日爆発的に売れており、出版冊数で1位を続けているという。(日本でも近々出版される見通し)副題に「ビルゲイツ、ビッグファーマー、民主主義と保健衛生をめぐる世界戦争」となっているというが、フランスのパスツール研究所のノーベル賞受賞者リュック・モンタニエ博士は、「何十年にもわたるウソをこの本が暴きます」と書評しているという。是非読んでみたい本である。

 

(つづく)

 

〔タマヰニュース2022年12月号より転載〕